犬猫に薬を飲ませるその前に

想像してみてください。

あなたは今日、体調を崩しています。

すると、目の前に見知らぬオッサンが現れて、白い粉を差し出してこう言います。

「これを飲めば、あなたの症状は治まりますよ」

私なら、思わずその手を払いのけて

「きっしょ!何このオッサン!?」

と叫び猛ダッシュで逃げると思います。

あなたなら、どうしますか?

ところが、このオッサンが、白衣を着ているとどうでしょうか。

病院の診察室で難しい顔をして座って

「これを飲めばあなたの症状は治まりますよ」

今度はこう言う方がほとんどです。

「ありがとうございます!!!!」

ちょっと極端な例ですが

同じ白い粉を

同じオッサンが差し出したとしても、

時と場所によって、人の反応は変わります。

でも、その白い粉は

知らないオッサンが差し出した

ということに

変わりはないのです。

病院で

白衣を着ている人からもらったら

何の疑いもなく飲んじゃう。

せめて

「この粉はなんという名前ですか?」

「どうしてこの粉を

飲まなければならないのですか?」

「この粉を飲んで、

症状が治まらなかったら

どうしたらいいのですか?」

「この粉を飲むことで、

私やこの子(犬猫)に

副作用や害、

飲むことによるデメリットはないのですか?」

くらいは聞いて、

理解して与えてもいいと思うんです。

薬を飲んでいる犬猫の飼い主さんが来た時に

「なんていう薬?」と聞くと

「胃腸薬です」

「肝臓の薬です」

という答えが返ってきます。

薬名や目的がわからない上に、薬の効果と逆の作用を持つ食べ物を与えている方

けっこういます。

薬名さえわかれば

効果効能副作用まで調べることができます。

薬と逆の作用をする食べ物を与えないように、工夫することもできます。

薬のプロなのは薬剤師であり、実は医師はさほどわかっていないというのは医療の現場では常識です。

獣医さんの悪口ではなく、

獣医さんに全部お任せではなく

飼い主は飼い主で

「知識とチェックする目」を持ちませんか?

この知識は一生ものだし、

人間にも犬猫にも役立ちます。

飼い主は

他人を治す治療家ではなくとも

家族である犬猫にとっては

病気にするのも治すのも

飼い主でしかいないのです。

高い診療費を払っているのですから、

きっちり安心できるまで

質問して納得しましょう。

ただ、

医療って難しいですよね。

理系だし。

医療だけでなく、

冬の心臓のケアや病気予防について

獣医さんから楽しくお話していただく

セミナーを開催します。

12月19日水曜日

獣医さんに聞く!

猫と犬の冬の心臓ケアセミナー



犬猫手作りごはん部 in わんにゃんずきっちん

犬・猫へ健康のための手作りごはん「自然食」を通じて真の健康と幸せを届けます。